~大御和神社の秋祭りにて木育活動~

大御和神社の神主様に神社と森の関係を教わり、神社での木育活動を実施することになりました。

日本では、山や森には、神が降り、宿る場所と考えてきました。
日本各地には、神社や御神木を囲むようにして、「鎮守の森」と呼ばれる大小の森がたくさんあります。

「鎮守の森」は、地域を守って鎮守してくださる神様が降りてくる森であり、鎮守の森が元気であれば神様は来てくれるが、人々が森を大切にせず、森が荒れると神様が村を守ってくれなくなると考えていました。

そして、人々は、間伐したり、弱った木を伐るなど、協力して森を育て守りました。
手入れの結果、鎮守の森から出た木材や薪をお祭りや社殿などの建替えにつかってきました。神社の建物は、全て木で出来ています。

神社内には、釘を使わずに木を組み建てられた社殿があり、日本の伝統技術が継承されています。
伊勢神宮では、20年に一度、社殿を取り壊し建て直しを行っています。伝統技術の継承のためです。

また、社殿の奥には、森があります。
私たちが神社で拝む時、社殿の奥の森を拝んでいます。
自然と人間とが対等であることを忘れないためです。

神社での木育活動では、地域のお世話係やお子さんたち、保護者の方々が集い、世代を超えて木と触れ合って頂くひとときをご一緒させて頂きました。

・絵馬づくり
・お箸作り
・かんな削り華プール

手づくりの絵馬は、神主様が御祈祷して書いた願い事を神様に読んでくださいました。
神主様と神社ツアーにまわり、神社の意味、森との関わり、私たちが自然とともに生きてきたことをお話しいただきました。

河野神主様、地域の皆様、ありがとうございました!

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